本文内容
二次元ドリームノベルズ083 - くノ一淫闘帖 下巻 天正秘録編
 

「さあ、薊……これで終わりだ、これで最後だ」

尻蕾のうえで円を描いていた永憑之蟲が、皺の集約点に当てられた。
ひんやりとした肌触りが、尻たぶを踊らせる。
象牙の白さに青筋を浮かびあがらせる。
「だめっ、だめだめだめぇっ……やめてえぇっ、いまっ、いまされたらあぁっ」
尻穴の造りを知悉した者でなければできぬ強引さで、桑羅が一気に、串刺しすれすれの突きこみを為してきた。
「ひーっ」 腸皺が、粘りをきかせながら破れた。
身の毛もよだつ違和感が、秘壁を無理やりくつろげる。
意に反して寂しがっていた肉襞たちが、いっせいに歓呼を叫んだ。
「ひいっ、ひいーっ……ひいいーっ」
めりめりと臓腑らしく軋みながら、腸腔が拡張する。
押しいってきた肉塊を包みこみ、あたかも頬ずりするかのごとく締めつける。
外からはうかがい知れぬ狂乱が、薊の芯をうち砕き、背骨を溶かしてヘビのようにくねらせた。
頭のなかでまぶしい水音がして、涙のかたちでこぼれ出していった。
目隠しがみるみる濡れそぼち、頬に筋を走らせる。
「……い……いッ、イクッ」 首も折れよとばかりに頤を突きあげ、鵺が地の底より飛びたつときの鳴き声を放った。

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。悪しからずご了承ください

 
 
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