本文内容
二次元EXノベルズ - 闘姫陵辱オリジナル短編小説集 スレイブクイーンズ
 

「う……! やめ……ろ……!」
 尻餅をついてしまった少女の足が、ガッチリと固定されて動かせない。襲い来る触手群を見上げる形になったアリスの目には、急降下してくる何本もの触手が映っていた。
 周囲が見えないほどの肉手の壁が出来上がっている。その檻に捕らわれた女剣士の身体に続々と迫る触手。
「うううっ! なんだ……これは……!」
 とっさに掴んだ触手を押しやろうと力をこめて……ずるっ。触手の体表から、ぬるぬるした液体が滲み出ていてまともに掴めない。
 それでも触手を払おうと少女はあがき続けるが、とても払いきれなかった。抵抗できる腕は二本しかないのに、迫り来る触手は何十本もあるのだから当然だ。
 ぐにゅ、ずるる……。
「や、め……、ひっ!」
 頭に背に、腹に足に。あちこちに何本もの触手がまとわりつき、ずるずる這いずって粘液を擦りつける。髪に潜り込んでうなじを撫でる触手に嫌悪感が湧き上がった。内腿をくすぐるようにつついてくる触手には身体が凍りついた。
「う……くぅ……離れろ……離れろっ!」
 無茶苦茶に手を動かし、触手を叩き、払い、引き剥がそうとしても。
 ずるりとすべって反抗を逃れた触手が、アリスの頬を舐めるように押しつけられる。
「っは! ん! んむんんんんっ!」

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。

 
 
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