異世界漫画原作大賞に多くのご応募をいただき誠にありがとうございました!
ご応募いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。
著者:瑪々子
婚約者であるレナートの言葉にドキッとしつつも自信の持てない記憶喪失なセレスティーヌ視点から見る展開にハラハラさせられる素晴らしい物語だと感じました。特に、かつての自分の感情に不安を持つ心情が丁寧に描かれているとともに、再び惚れていく流れにはキュンキュンさせられました。レナートがカッコいい王道ヒーローだったりと、各キャラクターたちの魅力も立っており、大賞にふさわしい作品だと思います。
著者:御影雫
『自動販売機』を活用しコツコツとダンジョンを発展させていく展開が、ゲームをプレイしているような没入感に浸れて面白かったです。元の世界で不遇な主人公ということもあり感情移入しやすく、『クラス内でダンジョン順位がつく』とわかりやすい成り上がりの要素などもあり、ストーリーにおいてもワクワクさせられるお話で、魅力的だと思いました。
著者:西根羽南
花嫁斡旋という一風変わった切り口から描かれるすれ違いのラブコメであり、序盤から引き付けられました。変な方向に突っ走るヒロインのセアラ、気持ちを上手く伝えられないギルバート、そんな二人を取り巻くキャラクターたちのコメディチックなやり取りが微笑ましく素敵だと思います。恋愛要素もありつつ、オチが最初から見えているからこその安心感と、その上での大オチなどもあるドタバタ劇好きに刺さる内容だと思いました。
著者:結城絡繰
破天荒な事をやってのけるジャックと、可愛いだけには留まらないヒロイン・アリスの組み合わせがハマッていました。特にジャックの「次は一体何をしでかすのか」という背徳感に近い期待感を抱かせてくれる点が良かったです。最序盤でひじょ~に思い切りのよい"爆発"を見せ、タイトルが伊達じゃない事を示してくれたのも魅力を感じました。
著者:溝上良
徐々に過去の全貌が見えていくテンポの良い流れと大作ファンタジーとしての雰囲気を出しつつの意表を突く展開など、とても読みごたえのある内容だと感じました。主人公が振り回されたり、振り回したりする個性的なキャラクター達の掛け合いの楽しさが強く出ており、とても面白かったです。
著者:石和¥
タイトルの時点から非常にヒキの強い作品だと思いましたが、穂村のゲームのレベルデザイナーという特異な職業がダンジョンを構築する上での知見となり、穂村自身のダンジョン製作における思考も楽しめるものになっていました。どブラックなダンジョン爵という地位も他にはない設定になっており、そんな境遇の中でもマールに対し同情して協力していくところは感情移入させられます。ダンジョン対冒険者という構図だけでなく、ダンジョン同士でのランク付けや生存競争があるのも面白いポイントでした。
著者:日之影ソラ
仲間に見捨てられてしまった不遇な主人公が、ハズレだと思われていたスキルを駆使して様々な強敵を倒していく爽快感や、ヒロインたちとの絆を深めてハーレム展開になっていく流れなど大変魅力的です。スキルの使用には制約があったり、強敵との駆け引きもあるバトルシーンは手に汗握る展開で、非常に考えられた作品だと思います。
著者:む~ん
『PKプレイヤー』という独自の世界観があるため、既存作品にはない新鮮な感覚を味わえるのではないでしょうか。先の見えないストーリーがとても面白く、読み進めていくほどにのめり込める作品でした。主人公を取り巻く環境や駆け引きなど、様々な要素が緻密に描かれているため、読む人によっては主人公に感情移入しながら楽しめる作品だと思います。
著者:行雲流水
所謂「婚約破棄モノ」のツボを押さえた王道展開が読み進めやすい構成で描写されていて、物語に入り込みやすかったです。不幸な状況の中でもめげず、伯爵令嬢としての振る舞いや周囲へのやさしさを忘れないエレアノーラも主人公として魅力的です。地の文の描写も力が入っていまして非常に読みごたえのある作品だと思いました。
著者:山崎響
とびっきりのバカである令嬢が周囲を巻き込む…タイトルに偽りなしという印象でした。1話1話のテンポの良さとメイン人物たちのキャラ立ちが大変分かりやすく、次の行動が読めないリリスの破天荒さとカテリーナ嬢の拗れた恋心がどんな結果になるのか、本当に婚約破棄ができるのかと最後まで読みたいと感じさせる魅力的な作品でした。
著者:やきいもほくほく
冒頭の流れがすごく面白く、重要な人物とは仲良くなれないというリアリティがあったり、断罪回避するため必死な主人公に共感が持てたりと、読者を物語に引き込む力が素晴らしかったです。しっかりとざまぁ展開もあり、読者のニーズに見事に応えた作品だと思いました。
弊社初のコンテスト開催であるにもかかわらず、2638作品ものご応募をいただき誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。
本コンテストではコミカライズ原作賞として、コミックにした際の演出や構成、コミックならではの面白さなども想定しながらご応募作品を拝読させていただきました。
素晴らしい作品が多く大変悩ましい選考になる中、編集部で検討させていただきまして編集部特別賞を増設させていただくこととなりました。
原作小説の魅力をコミックでもお楽しみいただけるように、編集部一丸となって尽力して参ります。コミック連載のスタートを楽しみにお待ちいただければ幸いです。