(す、すごいっ……こんなかんかく……は、はじめてっ……!)
頭の中が快感で真っ白に塗りつぶされ、スミレは一瞬今自分がどこにいるのかも忘れて、何も考えられずに呆けてしまっていた。
すびいいぃーっ! じゅるるるっるるーっ! じゅじゅじゅじゅーっ!
「ひぐっ! っぐ、そ、そんなっ……! も、もうたっし、ひ、ひぃぃーっ!」
──だが、そんな油断を歯車は許さない。スミレが絶頂を迎えても、歯車は未だ止まる気配がない。むしろ歯車は迸る愛液に寄って来るように、もっと深く柔肉へと食い込んでいく。歯車がもたらす快感にスミレは思わず声を上げた。
「やっ! やめっ……んううっ! うあぁあっ! がっ……ぐあぁーっ!」
無機質な歯車は肉びらを強引にほじくり返し、肉襞へ乱暴に擦り付けて、更には膣口の頂点にある健気な秘豆すらも弾いている。そんな非情な絡繰が、スミレを更なる絶頂へと無慈悲にも誘い続けるのだ。
「あーっ! やめっ! やめへぇーっ! あっ! あーっ! うあぁぁーっ!」
どんなに叫んでもその言葉は虚無に消え、どんなに藻掻いても枷が外れることはない。感情のない歯車が、動けないスミレの秘芯を容赦なく刺激し続ける。
「ああっ! またっ! またくるっ! きたばっかりなのにっ、また──」 |