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百合窟淫迷行
小説:人間無骨 挿絵:あさなつくね

 

乳吸いを続けたまま、クレードは自分の秘所に指を差し入れていた。もう準備を整えていた秘所は彼女の指をやすやすと飲み込む。母乳を吸い出すリズムに合わせて、秘所のナカを掻き回す。もうお宝のことなんて彼女は忘れ果てていた。ただ気持ちよくなりたい一心で乳を飲み、指を動かす。
「おっ、おぉっ? くる、なにかぁあっ! くるぅうっ!」
 レフェの声が一際大きくなり、その興奮がクレードにも伝わってきた。
 ──イっちゃえばいい。あんたなんか、その人形みたいな澄まし顔を不様に歪めて、イってしまえ。
 人のイった回数を数えていたくせに、自分の身を襲っているものがなんなのかさえ、気づかないでいるなんて。説明してやる手間も惜しんで、クレードは乳飲み自慰に没頭する。指を出し入れしつつ、ぴんぴんに立った花芯も中指で弾く。これまでどんな相手にも感じたことのない、魂を真っ白く染め上げる快楽の光が彼女を飲み込みつつあった。
「んはっ、あ、あ……っ! ふあぁあぁん……!」
「クる、きちゃう……くるクるくるくるぅぅうっ! ひおぉおぉっ、ぉおぉっ!」
 先にクレードが限界を迎え、レフェもすぐさま後を追った。二人の身体はひくひくと震え、互いの絶頂を伝え合う。二人仲良く崩れ落ちて、動けなくなる。
「んく、んん、ぷあぁ……けぷ……っ」
 口腔の母乳を飲み干し、クレードは口を開ける。品がないと分かっていても乳を飲みすぎた赤ちゃんのようにげっぷしてしまう。ここまで激しく気を遣ってしまうなんて信じられなかった。

 
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