TOP >> 二次元ドリームマガジン58 >立ち読み「女刑事赤井千夏 〜痴辱の遊園地〜」
 
立ち読みページ
 
女刑事赤井千夏 〜痴辱の遊園地〜
小説:桜空 挿絵:あるほ
 

「なんだ、ガッカリだな」
 そんな台詞をのたまった。
「なん、ですって……?」
 ギリッと歯を噛み、半眼で凄む彼女の迫力たるや。怒鳴らないのがまた恐怖を加える香辛料となる。しかし己の優位を理解している男は怯まない。
「だってそうだろ? もう一周すれば確実に制限時間を超えるぜ。どんなに急いでも一人が死ぬ時間は過ぎる」
 そんな台詞を吐き、なおも続ける。
「なのに自分は安全な方法で済まそうっていうんだからな。もっと子供の為に頑張る奴かと思ってたぜ」
 何も言えず、ぐうの音も出ない。
 取引は妥協したみたいで大嫌いだった。卑怯な真似せずとも自分の力だけでやってやる、できる。そう信じてきたから……でも今は違う。もしできなかったら子供達の命が懸かってる。
 ならば迷うこともなく嫌いでも、信念を曲げてでも、彼らの命を最優先すべきだ。
「する」
 迷いのない、澄んだ瞳で男の目をじっと見つめる。
 助けてみせる、瞳が雄弁に語っていた。
「チンポしゃぶらせて下さい、だろ」
「──っくそ、ぅぅう。ち…………チンポ、しゃぶ、しゃぶらせて下さい……っ」
 彼の開いた足の間に顔を入れ、ジッパーを下ろす。自慰を見せつけられ、既に硬くそそり勃つ肉棒を取り出す。千夏は腐臭に顔を顰めた。
(おうぇぇ、なんて匂いなの。臭すぎる、それに気持ち悪いし汚い)


 
前のページに戻る