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猟辱島 スレイブハンティング
小説:大熊狸喜 挿絵:池田靖宏
 

 遠くの背後、五十メートルほど離れた地面に、鉄格子のコンテナが、エレベーターでせり上がる。
 地下施設から持ち上げられた鉄の牢屋には、昨日とは違う八人の全裸男たちが、息荒く蠢いていた。
 その様子を、二人はモニターで確認。
 身長も体躯もマチマチな男たち。しかし共通しているのは、全員、目を疑うほどの醜男だった。
 火憐もつい、失礼な事を思ってしまう。
(あ、あんな顔の…人が……)
 目つきが陰険で、異様に目が離れていたり歯がすきっ歯だったり鼻が曲がっていたり、しかも造形だけでなく、雰囲気もドコか気持ちが悪い。
 女性であれば誰でも、生理的に、本能的に嫌悪してしまうほどの醜男たち。
 年上のくノ一ですら困惑するのだ。年頃の霧華など、つい本音が口を突いて出てしまう。
「うわっ、すっごいブサイクっ!」
 男たちの首には、チェーンで木製の札が下げられている。札にはそれぞれ「A」「B」「O」「AB」と書かれていて、それが二人ずつで、計八人。
(血液型、かしら……どんな意味が…?)
 その意味は、くノ一乙女でも推測できなかった。
 黒の十一号から、ゲームの説明がされる。
『ルールは簡単至極。火燐嬢と霧華嬢がポールから解放されると同時に、ハンターたちもスタート。追いすがるハンターたちから、たったの一時間逃げきれば二人の勝利。捕まれば敗北。ただそれだけでございます』
(つまり、制限時間やハンターの人数が違うだけで、昨日のゲームとほとんど一緒…!)
 そんな火憐の思考を越える驚愕の事実が、男の口から告げられた。
『ただし、二人の身体には昨夜、特殊な薬物が注入されております。その薬物とは、我が組織が開発した最新商品「タイプα」と「超速妊娠促進薬」!』
 判明した、残り二種類の薬物。その名前に、女の本能が恐怖の予感で震えた。

 
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