「カルシドくん。途中でやめるなんて酷いわ。しくしく」 
             
            ズッコンズッコンと凄まじい勢いで犯されていたのに、いきなり放り出されたティファーヌは、涙目でこちらを見ている。 
            「あ、はい。すいません。ただいま」 
             
            驚いたカルシドは、クラミシュの胎内から逸物を引っこ抜き、再びティファーヌの胎内へと戻っていた。 
            「くっ、貴様……母上を優先してわたしを蔑ろにするのか!」 
             
            クラミシュは恨みがましい表情で睨んでくる。その下半身に目を向ければ、腰がカクンカクンと上下している。 
             
            いわゆる空腰というやつだ。 
             
            そんな浅ましい状態の新妻を放置することなど男にはできない。 
             
            カルシドはただちにティファーヌから逸物を引き抜き、クラミシュの胎内に帰る。 
            「あぁ、婿殿。早くわらわのもとに」 
            「カルシド。貴様はわたしの夫なのだぞ」 
             
            発情状態のティファーヌとクラミシュに懇願され、カルシドはその濡れた膣を交互に犯し続ける。 
            (くっ、肉棒が一本しかないのがもどかしい) 
             
            せわしなく二人の女の間を行き来するのはもどかしいが、女たちのほうがよりたまらなかったらしい。 
            「母上、ここはお譲りください」 
            「ダメよ。娘は可愛いけど、でも同時に娘には負けられないと思うのもまた母親なのだわ」 
            「母上っ!?」 
             
            親子喧嘩を始めそうな二人を前にして、正常位の女の体内を行き来することに煩雑さを覚えたカルシドは、一計を案じた。 
            本文中より抜粋 
                抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 
                ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。   |