「ヘリオードさまがわたくしのお腹の中で果てる……」
その響きにシャーミーナは恍惚とした表情で、ヘリオードの顔を見る。
(く、確かにもう限界だ……)
射精欲求に必死で耐えながら、ヘリオードは頷いた。
「もうイきます。よろしいですか?」
「はい」
ヘリオードとシャーミーナの瞳が絡みあい、なんとも温かい交流が生まれる。
「ならば、とっととイケ!」
自分のお人形同士の馴れあいに気分を害したネメシスは、それをぶち壊そうと欲するかのように、シャーミーナの腹部を抱くと、激しく上下運動を再開させた。
「ひぃあ、あああ、ああああ……ああああ」
ザクザクザク。
ざらざらの肉襞がエラの裏側を激しくひっかく。その快感に悶える男を、アイスブルーの瞳は楽しげに観察している。
(これは……たまらん……もうでる。ちきしょう、この悪女め。人の性を玩具にしやがって……ああ、でるぅ)
いくら抵抗しても、肉体的に襲い来る快感はどうしようもない。ついにヘリオードは屈した。
どびゅっ!
「ビュービュー、ビュービューって、あぁぁぁぁ」
本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。 |