>>戻る
 
人型 【doll】
小説:市川創士郎 挿絵:竹村雪秀
 
突然、佐伯真宏の前に現れた美少女ユキナ。
それは人型と呼ばれる式神であった。
人形のように従順なユキナを喜ぶ反面、 そこに人間らしさをも求める真宏。
人間と式神、2つの想いが葛藤する……
 
人型 【doll】
あらすじ
付き合っていた彼女に裏切られた佐伯真宏。
落ち込んで町を彷徨っていた彼は、謎の老人から一枚の呪符を手に入れる。
それはなんと、理想の女性を生み出すことのできる式神の呪符であった。
突然目の前に現れた、どこまでも従順な美少女ユキナ。
掃除洗濯からエッチの世話まで、まさに真宏の理想通り。
しかし、式神であるユキナの寿命はたった一ヶ月しかない。
人と式神の違いに思い悩む真宏。
しかし、二人をめぐる運命の歯車は確実に回り始めていた。
同級生高村玲香からの突然の愛の告白と、それに続く猛烈なアタック。
そしてユキナを手に入れようとたくらむ地下組織、薔薇十字団の執拗な追求。
様々な障害を乗り越え、果たして二人は幸せをつかむことが出来るのだろうか?
 
二次元ドリームノベルズ008
発行:マイクロマガジン
ISBN4-89637-005-8 C0293
定価:本体890円+税
 
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 
――もう、我慢できない!
彼は、ユキナの上にのしかかった。
目の前にベッドがあるものの、今はそんな移動時間すらもどかしい。
一刻も早く、彼女の肌に触れてみたかった。
「あっ! ご主人……さま?」
彼女は、少し驚いた表情を見せたが、特に抵抗はしない。
まず、真宏は本能のおもむくままに、両手でユキナの胸を鷲掴みにした。
グニュッ。
張りのある乳房が、適度な弾力で彼の手を押し返す。
手の平に当たる乳首の感触と、熱く火照った体温が伝わってきて、なんとも心地よい。
モニュ、モニュ、プニュ……。
「はあっ……ふぅぅぅぅん……あんっ……」
真宏の手の動きに合わせて乳房が形を変え、ユキナの口から喘ぎ声がこぼれる。
その声を出させているのが自分だと思うと、すでに限界かと思われた彼のボルテージがさらに上がっていく。

本文中より抜粋

抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
 
 
1つ前のページに戻る
 
KTCトップページへ戻る