「ほら! 気持ちいいんでしょ! アソコの中までこんなにビクビクしちゃうぐらい、俺のオチンチンが、気持ちいいんでしょ!」 「いやぁああぁん!」 こちらの問に、綾佳は再び黒髪を振り乱すようにして答えようとしない。しかし──。 〈もう! 本当に恥ずかしいのに! で、でも……こんなにしつこくターくんが、私にそーいうこと言わせようとするの……嫌じゃないかも♥〉 気持ちの方は、すでにほぼ落ちている。 こうなれば、あとは言葉責めを激しくするだけだ。 「ほら! 言ってよ! おちんちん気持ちいいって!」 「し、知らない!」 「なら止めちゃうよ! アヤちゃんが大好きな俺のおちんちんで、もうこうして気持ちいいところグリグリしてあげないよ! おちんちん止めちゃうよ!」 「ッッッッッ!?」 綾佳の美貌に、そんなの絶対にヤダ、という表情が浮かび、崇雄の背筋に再びゾクゾクゾクっと牡の喜びの震えが走る。 たまらない。 今、己の中で限界まで膨れ上がっている獣欲を思いっきり解放させて、遮二無二彼女を突きまくりたい。 しかしその欲望を、さらなる欲望のためにグッと抑え──本当に腰の動きを止めた。 「あっ!? ああっ……」 綾佳はキュッと下唇を噛み、形のいい眉を八の字にして、これ以上ないほど切なそうな顔を見せる。 その間、僅か数秒。 興奮しきっている少年に取って、永遠とも思える無言の後──。 「お、おちんちん止めないで! ターくんのおちんちんでもっと──はあぁああぁン!」 切望したセリフを全て聞く前に、崇雄の方が我慢できず腰の動きを再開させていた。 ほんの数秒、動くのを我慢していただけなのに、その『溜め』故に増幅された肉悦が全身を激しく駆け巡っている。 「ほら! 気持ちいいんでしょ! 俺のチンチン、気持ちいいんでしょ!」 「あああぁ! 気持ちいいぃ! ターくんのオチンチンきぼぢいいのおぉぉぉ!」 綾佳は長い黒髪をベッドの上で振り乱すようにして絶叫する。 我慢していた言葉を口にした解放感なのか、それともやはり羞恥のためか。 これまでキュッと丸まっていた彼女の両脚の指が、通常ではありえないバラバラの方向を向いてビクンと開き、膣襞は逆に物凄い力で男根を締めつけてきた。 〈今の私、ターくんに命令されたら、どんなエッチなことでも口走っちゃう! 身も心も、完全にターくんの女になっちゃったよおぉぉぉぉ!〉
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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