柔肉の海の中に肉棒が沈み込んでいく。肉茎全体に乳房が絡みついてくる様な感覚だった。下半身が溶けてしまいそうな心地良さに、思わず声を漏らしてしまう。 「気持ち良さそうな顔だ。感じてくれているんだな。嬉しいよ。でも、この程度で満足はするなよ。もっと……もっと気持ち良くしてやるからな」 「も、もっと?」 「そうだ。こういうのがいいんだろ? んっく……。んっ! んっんっんっんっんっ……」 こちらの疑問に答えるように乳房を両手で支えると、左右から強く圧迫感を与えてきた。その上で上半身をくねらせ始める。グジュッグジュッグジュッグジュッと胸で肉棒を扱き始めてきた。 「あ、い……いいです! これ……凄くいいっ!!」 途端に快感が全身に広がっていく。ほんの数度擦られただけで射精してしまいそうなくらいの肉悦を覚えてしまう。 「凄いぞ。扶桑……キミのペニスが動いているのが分かる。んんんっ! んっふ……くふううっ……。私の胸の中でビクビク震えているぞ。気持ちいいのか? 感じているのか?」 「はい。感じてる。感じてます! すぐに……くうう……出ちゃいそうです」 性感を否定することなどできなかった。暴発しそうな程の射精衝動に耐えつつ、何度も首を縦に振る。 「そうか。いつでも射精していいからな……んっちゅ……むちゅっ! ちゅぼっ! もっもっ……んもぉおおっ」 そうして快感に身悶える暁に更に大きな愉悦を刻み込もうとするように、凜音は乳房の間から顔を出すペニスの先端部を咥え込んできた。 「なっ! うあっ! それ……くぁああっ!」 肉茎を乳房で、亀頭を口腔で愛撫されるという状況に、これまで以上の快楽が全身を駆け巡っていく。あまりの心地良さに肉棒だけでなく、全身をビクッビクッビクッと電流でも流されたみたいに震わせた。 「もじゅっぼ……ちゅぼっ! んじゅっ! じゅずるるるるぅ」 そんな暁を更に責め立てる様に、ただペニスを咥えるだけではなく、頬を窄めて吸引まで行ってくる。上目遣いでこちらの反応を見つめつつ、どこか下品ささえ感じさせるほどに唇を突き出す凜音──普段の彼女からはまるで想像もできない姿に、下腹部から熱いマグマの様なものが肉先に向かってわき上がってくるのを感じた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
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