(も、もしかして、カレンさんって……そういう、ドSな……あぐぅっ!) 想像している余裕などなく、乳首とペニスへの擦過刺激によって、すでに睾丸はせり上がり気味、精液も半ばまで込み上げてしまっていた。尿口もパクパクと開閉を繰り返してヒクつき、透明のカウパーがドロドロと流れ、卑猥な音が響きだす。それでも腰を引き、括約筋を締めつけ、なんとか決壊を避けているというギリギリの状況。まだ擦り始められて、数分ほどしか経っていないのに、それで射精なんてしてしまえば──。 (それだけは、絶対にいぃっ……ふぐっっ、くおぉぉぉっ!) このハイテンションなカレンになんと罵られるか、想像しただけで興奮──もとい、恐ろしくなってくる。和希は泣きそうな顔で彼女を見上げ、懇願するように口を開いた。 「カ……カレンさんっ! お願いです、止まってください……こ、このままだと──」 大変なことになる、そう続けようとしたのだが、和希の声を聞いたカレンはニンマリと唇を緩めたかと思うと、またしても上半身を密着させてきた。 「はい、どうされましたか、和希さん?」 「──っっ……ぁっ、な……にをっ……ふぐぅぅっっ!」 しかも今度は顔をずらしたりせず、真正面から見つめ、開いた桃色の口腔から漂う甘い吐息が、ハァハァと鼻先に浴びせかけられる。花蜜を思わせるような、濃厚な香気に当てられた和希は、鼻腔を甘さで満たされる快感に、ゾクッと背筋を震わせた。 しかも、素股刺激で完全に意識から離れていた、女性の象徴ともいうべき魅力的な二つの塊が、過敏になった乳首に押し当てられ、いやが上にも牝を意識させられる。柔らかく滑らかな女性の象徴が触れている、それを感じるだけで堪えようとしていた快感の波は一気にペニスを駆け上り、彼女の股間をベチベチと叩いていた。 「んぁっ……ん、もうっ……イタズラっ子な、オ・チ・ン・ポ……さんっ♪」 そうささやきながら彼女は隙間なく和希に抱きつくと、下腹部でペニスを圧迫し、ローションを潤滑油にして、全身を一気に下方へ滑らせた。 ──ズッチュゥゥゥッッッ、ヌチュルゥゥゥッッッ、グチュォォォッッ! (うぉあぁぁっっ!? やばいっっ──無理っ、あぁぁっっ! もう無理だぁぁっ!)
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。
|