二次元ドリーム文庫366 - 騎士の私と悪魔の取引 百合の口付け

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騎士の私と悪魔の取引 百合の口付け
小説:上田ながの  挿絵:瀬奈茅冬*
 
騎士の私と悪魔の取引 百合の口付け
 
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あなたと一緒にいたいから
感じあって燃え上がる二人の想い

 

騎士であるサリアは、
人々に害をなす悪魔を狩ることで名を上げようと一念発起。
しかし下手を打って逆に悪魔であるアーニャに助けられてしまう。
彼女に恩を返す為、一緒に暮らし始めるサリアだが、
相手のことを知り、身体を重ねると胸の高鳴りが止まらなくなって……。

 
二次元ドリーム文庫
発行:キルタイムコミュニケーション
ISBN978-4-7992-0961-5 C0193
定価:本体668円+税
発売日:2017年3月29日
   
立ち読み
※Web公開用に修正を大きくしてあります。
 

「あっあっあっあっあっ」
 動きに合わせて甘い声で啼きながら、肢体を幾度となく震わせた。
「ああ……これ……何か来る。こんな感覚知らない。ああ……なんだ? これ……あっあっ……私……どうなって……」
 やがて、これまで感じたこともないような熱い何かが、下腹部から膨れ上がってくる。
 身体だけじゃない。脳髄までも蕩けてしまいそうになる感覚だ。
「駄目だ。これ……変になる。知らない……。こんなの初めてで……怖い! アーニャ……ちょっと待って! 止まって! 頼むっ!!」
 生まれて初めての感覚に恐ろしささえ感じる。だから必死にやめてくれと訴えた。
「大丈夫よ……その感覚、きっと心配するようなものじゃないわ。だから身を任せなさい。ほら、抵抗なんかしないで」
 だがアーニャは聞き入れてなどくれない。
 それどころかさらに指を激しくくねらせてくる。
「無理……抑えられない……」
「いいわよ。ほら……サリア……んっふ……んちゅうっ」
 指で愛撫してくるだけでは終わらない。ニッコリと笑うと共に、アーニャは口付けまでしてきた。
「むっふ……んっちゅ……ちゅっる……んちゅううっ」
 舌を挿し込み、激しく啜ってくる。
(駄目……き……気持ちいい……私……もうっ……)
 限界近くまで昇り詰めていた肉体の後押しをするように、口付けの快楽が刻まれる。
「んっふ……んっんっ……んんんんっ!!」
 肉悦が爆発した。

本文中より抜粋
抜粋文とイラストは一致しない場合があります。
※挿絵イラストはWeb用に修正してあります。

 
 
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