「くひっ、イィィィィッ! ひゃひっ、まら、ぁっ、ひぐぅぅぅぅぅっ!」 胎内を内から火照らせる種汁の熱量が、絶頂の高みに押し上げられるたび淫熱を溜め込む女体に馴染んでゆく。 (お腹の中でたぽたぽ波打って、まだドク、ドクって注がれて……わたくしの中、汚されて……っ、なのに、あぁ、なのにぃぃっ) 妊娠への恐怖も、恋人の視線も相変わらず胸中にひしめいているのに、遥かに凌駕する肉欲に呑まれ、貪る事をやめられない。 「熱、いひぃぃぃっ、ひゃらっ、あぁァァぁ! ヒィッいいィッっくふぅぅぅぅっ!!」 三度、四度、五度。エリアスと比べると倍以上長い射精時間の間に繰り返し絶頂に上り詰め、そのたび収縮した産道で牡肉が鼓動する。一度に撃ち出される量も桁違いに多い種汁の全てを子宮と、膣洞に余さず受け容れて。 「ひぐっ、っふぅぅぅぅぅっ、っ!」 六度目。枯れて掠れた声音を絞り出しつつ果てた汗だくの肢体を、なおグレゴリーの逞しい腕が抱き締めて離さない。 「反帝国連合総司令──エリアスよ、見ているな? コレは、もう私のものとなった。……いつでも好きな時にその水晶を覗くがいい。存分に元恋人の痴態でマスをかけ」 勝利宣言をした男の手が、ヒクつく尾を掴み引き上げた。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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