「ンひぃいいぃぃぃぃぃぃッッ!!」 乳房と乳首を共に痛々しいほどに絞られ、擦られながら、終ぞ聞いたことのなかった甲高い声で、凛々しさとは程遠い金切り声に、たっぷりの甘美をまぶして、リーネが鳴く。 縄と縄の間から盛り上がらせた肉が、荒い息遣いに合わせて震え弾む。痛々しくも男の気を惹きつけてやまない卑猥な膨らみ──リーネの、乳房。その内に溜めこまれた悦と火照りを糧に尖り盛った乳首が、摩擦を浴びるたびに健気な感応を──痙攣を続けていた。すでに彼女の全身にも蔓延する痙攣が、より小刻みに、忙しない間隔で訪れだしている。 「ククッ……そぉら、とどめだ!」 満悦のファルコンが二本の指を擦り合わせ、パチリと打ち鳴らす。身に奔る悦に翻弄されるがままのリーネには、返事する余裕すら、すでになく。 指令を受けた二本の自動縄の先端にある瘤状の結び目が、見る間に、競うようにして解けていった。そうして刷毛のごとき形状となったそれが、左右の勃起乳首を同時に掃き扱く。 さらに根元から幾重にも巻きつく縄に絞り上げられた双乳が、持ち主の心情とは裏腹に嬉々と震え、弾んだ。 「ヒッ、ぐ! んひィィィッ、あっああ! あああああァァァァァ─────ッッ!!」 遅れて抵抗を垣間見せた口唇が、ゆえにひと際の昂りと化した恍惚を間髪入れずに吐き紡ぐ。壊れたゼンマイ玩具のごとく無様に引き攣れた二本の足を伝って、牢の床にボタボタと蜜の雨が降り滴る。
本文中より抜粋 抜粋文とイラストは一致しない場合があります。 ※挿絵はWeb用に修正を強くしてあります。
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